器から溢れるもの
聖霊箇所： ローマ9:22-24
主がその器を聖別されるのは、その器を空にして、またその器をご自身で満たすという目的があるからです。それが私達のこれまでの歩み。
では主はこの器に何を満たそうとされているのでしょうか？
私達はここに神の圧倒的な計画があることを本当にはまだわかっていません。
それは、主ご自身が再びこの地に来られる時、実現する驚くべき計画の下備えを教会の中にすでに始められているということにつながっています。
主がこの地に再び来られるのは、まずこの地を、主ご自身が全地の王となり治めるためです。その統治は千年に及びます。（それに続き最後の審判があって、全ての裁きを終えて、私達は新しい天新しい地における新しい都、キリストの花嫁として主に迎え入れられ、永遠に主との愛の関係の中に入れられるのです。）
その日全ての聖徒達もこの地にキリストと共に栄光のうちに現れ、そしてキリストと共にこの地を治めることとなります。
それは何と栄光に富んだ日でしょう。
そのとき私達は何をもって主に仕え、また何をもってこの地を主と共に治めるのでしょうか。
もしも今のこの地上での歩みが、その日のための下備えでなくて、いつその準備をすることができるでしょうか。
いや、その備えなくしてどうして、再び来る主をお迎えすることができるでしょうか。
ですから、主は再びご自身が来られる日のためにすでに聖霊を私達に下し、ご自身が先んじて私達のうちに来られるという奇跡を完成されました。
それが私達のうちに生きる聖霊、「約束された聖霊の証印をおされた(エペソ1:13)」と言われるものであり、「わたしたちが神の国をつぐことの保証」なのです。
主はそのように私達のうちにすでに来られているのですから、この方をこの全地を治める王として、私達自身が私達のうちにある自分の王座から下り、主にその王座に着座していただき、私達の人生そのものを主に治めていただく。またそのことにより、もはや私達自身が自分のために生きることをやめ、主のために生きる歩みをすることにより、主の統治が私達から始められ、私達が遣わされている全ての地へと及ぶように、私達は主に選ばれ召されているのです。
今主はその大いなる計画を私達の中に現そうとされています。それはこの国自体が終末の様相を呈し、この滅びからご自身が教会を通して満ち溢れることにより、立ち返らせようとされているからです。
さあ、全てはこの日のために備えられています。今恐れることなく主の溢れる御心に耳を傾けていきましょう。