勝利する信仰者

2014年10月31日 12:37

【ヨハネ16:33】
16:33 これらのことをあなたがたに話したのは、わたしにあって平安を得るためである。あなたがたは、この世ではなやみがある。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝っている」。

聖書は私達に、苦しみは一切無いと語っているわけではありません。
むしろ、その逆に主イエスのものとされたからこそ戦いがあると、苦しみにも会うと語っています。
それは、私達が救われた結果、世のものではなく、むしろそこから選び出されて、神のものとされたのであり(ヨハネ15:19)、到来されようとする神と世との接点に私達がいるからであり、それはその位置に私達が遣わされているからです。

【ヨハネ17:14-18】
17:14 わたしは彼らに御言を与えましたが、世は彼らを憎みました。わたしが世のものでないように、彼らも世のものではないからです。
17:15 わたしがお願いするのは、彼らを世から取り去ることではなく、彼らを悪しき者から守って下さることであります。
17:16 わたしが世のものでないように、彼らも世のものではありません。
17:17 真理によって彼らを聖別して下さい。あなたの御言は真理であります。
17:18 あなたがわたしを世につかわされたように、わたしも彼らを世につかわしました。

この苦しみや戦いはこの世のどのようなものとも異なります。
私達は目に見える世界において、苦しみ、葛藤しますが、この「戦いは、血肉に対するものではなく、もろもろの支配と、権威と、やみの世の主権者、また天上にいる悪の霊に対する戦い(エペソ6:12)」なのです。
それが信仰の戦いなのです。
しかし主は決してそれを冷たく高見の見物をしながら、私達を遣わすのではありません。
「さあ、行きなさい。わたしがあなたがたをつかわすのは、小羊をおおかみの中に送るようなものである。(ルカ10:3)」とそれがいかに危険な場所であるかを知りながらも、「わたしがお願いするのは、彼らを世から取り去ることではなく、彼らを悪しき者から守って下さることであります。(ヨハネ17:15)」と父なる神に直接お願いしてくださっているのです。
そして、「聖なる父よ、わたしに賜わった御名によって彼らを守って下さい。それはわたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためであります。(ヨハネ17:11)」と主イエスの御名を私達に与え、また私達を主イエスの御名によって呼ばれる者、主のものとされ、それにより私達が御名により守られるよう願われたのです。
名には、その名を持つ者の性質を持ち、その名を持つ者の権威があるのです。
だから主は、永遠の勝利者であり、また「わたしは、天においても地においても、いっさいの権威を授けられた(マタイ28:18)」というご自身の御名を私達にくださったのです。

また世の如何なるものにも汚されないために、

【ヨハネ】
17:17 真理によって彼らを聖別して下さい。あなたの御言は真理であります。
17:18 あなたがわたしを世につかわされたように、わたしも彼らを世につかわしました。
17:19 また彼らが真理によって聖別されるように、彼らのためわたし自身を聖別いたします。

真理(御言葉)によって私達を聖別し、また真理であられる主ご自身も、ご自身を預言する御言葉にあって、ご自身を十字架にささげ、完全なる聖別をされました。
これにより私達は主イエスによって、真理によって、十字架によって、世から、私達を汚す一切のものから、聖別されたのです。
こうして私達は十字架の上で完全なる勝利を得られた主によって、私達も勝利者となったのです。

私達は世にあって悩みがあり、戦いがあると言えど、これほどに主は私達を心配し、これほどに愛し、実に主ご自身によって勝利を得る者としてくださったのですから、私達はこの勝利の中に生きる者となろうではありませんか。

【黙示録7:9-17】
7:9 その後、わたしが見ていると、見よ、あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから、数えきれないほどの大ぜいの群衆が、白い衣を身にまとい、しゅろの枝を手に持って、御座と小羊との前に立ち、
7:10 大声で叫んで言った、「救は、御座にいますわれらの神と小羊からきたる」。
7:11 御使たちはみな、御座と長老たちと四つの生き物とのまわりに立っていたが、御座の前にひれ伏し、神を拝して言った、
7:12 「アァメン、さんび、栄光、知恵、感謝、ほまれ、力、勢いが、世々限りなく、われらの神にあるように、アァメン」。
7:13 長老たちのひとりが、わたしにむかって言った、「この白い衣を身にまとっている人々は、だれか。また、どこからきたのか」。
7:14 わたしは彼に答えた、「わたしの主よ、それはあなたがご存じです」。すると、彼はわたしに言った、「彼らは大きな患難をとおってきた人たちであって、その衣を小羊の血で洗い、それを白くしたのである。
7:15 それだから彼らは、神の御座の前におり、昼も夜もその聖所で神に仕えているのである。御座にいますかたは、彼らの上に幕屋を張って共に住まわれるであろう。
7:16 彼らは、もはや飢えることがなく、かわくこともない。太陽も炎暑も、彼らを侵すことはない。
7:17 御座の正面にいます小羊は彼らの牧者となって、いのちの水の泉に導いて下さるであろう。また神は、彼らの目から涙をことごとくぬぐいとって下さるであろう」。

私達は世にあっては患難を通りますが、そのことはかえって十字架にあって主の勝利の内に、完成された平安の中に私達を憩わせ、天の永遠の礼拝にこの地に居ながら集い、永遠に主に賛美をささげる者と私達を導くのです。
実にこの世の戦いでさえ、世(地上)から私達を引き離し、主の強い愛の内に私達を天の御国に引き寄せる道具とされるのです。
何という圧倒的な主の愛、何と圧倒的な勝利と平安でしょうか。

すでに主は勝利を完成されているのです。恐れることはありません。
主の御名により、主の御言葉により、主の十字架により、すでに私達は勝利しているのです。
ですから、今あなたを取り巻くあらゆる戦いに、主にあって勇気を出し、勝ちを得ていこうではありませんか。

主がその勝利をこの地に完全に現す、主が来られる日は近いのですから。
主の日を一日も早く近づけるために。

※今日の引用箇所です。ご参照下さい。

【ヨハネ15:18-20】
15:18 もしこの世があなたがたを憎むならば、あなたがたよりも先にわたしを憎んだことを、知っておくがよい。
15:19 もしあなたがたがこの世から出たものであったなら、この世は、あなたがたを自分のものとして愛したであろう。しかし、あなたがたはこの世のものではない。かえって、わたしがあなたがたをこの世から選び出したのである。だから、この世はあなたがたを憎むのである。
15:20 わたしがあなたがたに『僕はその主人にまさるものではない』と言ったことを、おぼえていなさい。もし人々がわたしを迫害したなら、あなたがたをも迫害するであろう。また、もし彼らがわたしの言葉を守っていたなら、あなたがたの言葉をも守るであろう。
15:21 彼らはわたしの名のゆえに、あなたがたに対してすべてそれらのことをするであろう。それは、わたしをつかわされたかたを彼らが知らないからである。

【エペソ6:10-13】
6:10 最後に言う。主にあって、その偉大な力によって、強くなりなさい。
6:11 悪魔の策略に対抗して立ちうるために、神の武具で身を固めなさい。
6:12 わたしたちの戦いは、血肉に対するものではなく、もろもろの支配と、権威と、やみの世の主権者、また天上にいる悪の霊に対する戦いである。
6:13 それだから、悪しき日にあたって、よく抵抗し、完全に勝ち抜いて、堅く立ちうるために、神の武具を身につけなさい。