再臨の望み

2015年02月18日 19:49

【詩篇118篇】
118:1 主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。
118:2 イスラエルは言え、「そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」と。
118:3 アロンの家は言え、「そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」と。
118:4 主をおそれる者は言え、「そのいつくしみはとこしえに絶えることがない」と。
118:5 わたしが悩みのなかから主を呼ぶと、主は答えて、わたしを広い所に置かれた。
118:6 主がわたしに味方されるので、恐れることはない。人はわたしに何をなし得ようか。
118:7 主はわたしに味方し、わたしを助けられるので、わたしを憎む者についての願いを見るであろう。
118:8 主に寄り頼むは人にたよるよりも良い。
118:9 主に寄り頼むはもろもろの君にたよるよりも良い。
118:10 もろもろの国民はわたしを囲んだ。わたしは主のみ名によって彼らを滅ぼす。
118:11 彼らはわたしを囲んだ、わたしを囲んだ。わたしは主のみ名によって彼らを滅ぼす。
118:12 彼らは蜂のようにわたしを囲み、いばらの火のように燃えたった。わたしは主のみ名によって彼らを滅ぼす。
118:13 わたしはひどく押されて倒れようとしたが、主はわたしを助けられた。
118:14 主はわが力、わが歌であって、わが救となられた。わたしは主のみ名によって彼らを滅ぼす。
118:11 彼らはわたしを囲んだ、わたしを囲んだ。わたしは主のみ名によって彼らを滅ぼす。
118:12 彼らは蜂のようにわたしを囲み、いばらの火のように燃えたった。わたしは主のみ名によって彼らを滅ぼす。
118:13 わたしはひどく押されて倒れようとしたが、主はわたしを助けられた。
118:14 主はわが力、わが歌であって、わが救となられた。
118:15 聞け、勝利の喜ばしい歌が正しい者の天幕にある。「主の右の手は勇ましいはたらきをなし、
118:16 主の右の手は高くあがり、主の右の手は勇ましいはたらきをなす」。
118:17 わたしは死ぬことなく、生きながらえて、主のみわざを物語るであろう。
118:18 主はいたくわたしを懲らされたが、死にはわたされなかった。
118:19 わたしのために義の門を開け、わたしはその内にはいって、主に感謝しよう。
118:20 これは主の門である。正しい者はその内にはいるであろう。
118:21 わたしはあなたに感謝します。あなたがわたしに答えて、わが救となられたことを。
118:22 家造りらの捨てた石は隅のかしら石となった。
118:23 これは主のなされた事でわれらの目には驚くべき事である。
118:24 これは主が設けられた日であって、われらはこの日に喜び楽しむであろう。
118:25 主よ、どうぞわれらをお救いください。主よ、どうぞわれらを栄えさせてください。
118:26 主のみ名によってはいる者はさいわいである。われらは主の家からあなたをたたえます。
118:27 主は神であって、われらを照された。枝を携えて祭の行列を祭壇の角にまで進ませよ。
118:28 あなたはわが神、わたしはあなたに感謝します。あなたはわが神、わたしはあなたをあがめます。
118:29 主に感謝せよ、主は恵みふかく、そのいつくしみはとこしえに絶えることがない。

この詩篇はメシヤ預言であり、「家造りらの捨てた石は隅のかしら石となった。(詩篇118:22)」を主ご自身が引用して(マタイ21:42,マルコ12:10,ルカ20:18)ご自身が預言された救い主であることを語られたことからもわかる通り、この預言は初臨(主が救い主として約2000年前にこの地に来られた)のキリストにより成就しました。
しかし、この預言は同時に再臨のキリストが成就するものとして見ることができます。

まずは初臨において、この隅のかしら石(22節)こそ神殿を建てる際に土台となる重要な石であり、主イエスご自身がこの石となって、すでに今私達はこの石と組み合わされ主の宮を建て上げる(エペソ2:20-22、1ペテロ2:4,5)ものとなっています。
ですから、主はご自身が十字架にかかり死を迎えた後、三日後によみがえることを、この神殿を指して示し、霊においてこの神殿が建て上げられること(ヨハネ2:19-21)を語られましたが、当然そのときには誰も理解することができず、主イエスの十字架刑を決定する裁判の席でも、その真の意味が理解されぬまま偽証の元(マルコ14:58)となり糾弾されているのです。

また、この石はゼカリヤ3:6-10、4:6-10に登場する一つの石として、ゼカリヤの神殿再建の預言の中にも登場します。
これは、バビロンに捕囚されたイスラエルの民がエルサレムに帰還後、神殿を再建したとき、この再建工事がアルタシャスタ王により中断を命じられ失望の中にいたイスラエルの民に、大祭司ヨシュアと総督ゼルバベルとを中心として再び工事を再開するよう命じる預言であり、このときの神殿再建で成就している預言です。
しかし同時に、主イエスが再臨するとき、大祭司(ヨシュア)であり王(ゼルバベル)である主ご自身が、この地に再び来られた後、この宮をご自身の手で再建されることを語る預言として見ることもできるのです。

このことからもわかるように、詩篇118篇は主の再臨の預言として見るならば、この詩篇が止まることのない賛美から始まり、10-13節でエルサレムが敵に囲まれ苦しめられるときが来ること、そして主ご自身がその戦いに圧倒的な勝利を得られること、そして、閉ざされた義の門が開かれる(19節)こと(詩篇24:7-10)、27節においての礼拝の姿を再開された祭りとして見ることができることなどから、再臨の様子を語る預言としてのゼカリヤ14章と一致していることがわかると思います。

主がこの地に来られる。主ご自身が力強い臨在を以て、一定の時代の地域や国に臨まれ人々の信仰を復興されるリバイバルということが起こるときも、この詩篇に見られる再臨の様相と同様なことが見られるでしょう。
なぜならば、私達キリストの教会は個々があらゆる時代、地域に遣わされて、一つのキリストの御体を建て上げるものでありますが、そうである以上その時代、地域、国おいて、罪が満ち、その罪が熟すとき、主が臨まれ正しく裁きを行われるという主の計画に私達は遭遇するでしょう。
まさしく終末の時代、大患難時代に起こることは世界中に罪が熟したときに起こるべきことですが、私達が遣わされた時代、地域においても、部分的にそのようなことが起こるのです。
そのときには、聖徒達は終末の預言と同様の現象が起こっていることを知り、今が終わりの時であると認識し、終末における神の計画が一日も早く成就するように祈りまたそのために生きていくでしょう。
こうして、主の計画はあらゆる時代あらゆる地域において押し進められ、主が再び来られる日が日一日近づけられていくのです。
それは主と聖徒達の共同作業。それが私達に与えられている聖徒としての役割ということができるでしょう。

主のリバイバルが近づくとき、戦いは激化する(1ペテロ5:8,9、黙示録12:12)ことでしょう。
偽りの預言は激しく、反キリスト達の自分こそはキリストを語っている現しているという働きは、聖徒達を偽りの道に導き、何が真理なのかすら混乱させられる自体も発生する(2テサロニケ4:3,4、2ペテロ3:3-13)でしょう。

【マタイ24:4-12】
24:4 そこでイエスは答えて言われた、「人に惑わされないように気をつけなさい。
24:5 多くの者がわたしの名を名のって現れ、自分がキリストだと言って、多くの人を惑わすであろう。
24:6 また、戦争と戦争のうわさとを聞くであろう。注意していなさい、あわててはいけない。それは起らねばならないが、まだ終りではない。
24:7 民は民に、国は国に敵対して立ち上がるであろう。またあちこちに、ききんが起り、また地震があるであろう。
24:8 しかし、すべてこれらは産みの苦しみの初めである。
24:9 そのとき人々は、あなたがたを苦しみにあわせ、また殺すであろう。またあなたがたは、わたしの名のゆえにすべての民に憎まれるであろう。
24:10 そのとき、多くの人がつまずき、また互に裏切り、憎み合うであろう。
24:11 また多くのにせ預言者が起って、多くの人を惑わすであろう。
24:12 また不法がはびこるので、多くの人の愛が冷えるであろう。

でも、この詩篇はあらゆるときに一心に主のみを頼りとすることを語り、私達に希望を与えます。
ここに揺るぐことのない真理があり、決して変わらぬ望みがあるのです。
主を呼ぶ者に主は必ず答え、そして苦しめられ悩む者に、主はご自身が先立たれて戦い、その全てに圧倒的な勝利を得られる(ローマ8:31-39)のです。

【詩篇118:5-9】
118:5 わたしが悩みのなかから主を呼ぶと、主は答えて、わたしを広い所に置かれた。
118:6 主がわたしに味方されるので、恐れることはない。人はわたしに何をなし得ようか。
118:7 主はわたしに味方し、わたしを助けられるので、わたしを憎む者についての願いを見るであろう。
118:8 主に寄り頼むは人にたよるよりも良い。
118:9 主に寄り頼むはもろもろの君にたよるよりも良い。

大きな転換期を迎えようとするこの国は、その罪が熟し、滅びに向かういくつもの選択をサタンに魂を得るかのようにしていくでしょう。
それはすでに目に見える豊かさに魂を売ってきたこの国の避けようのない結論のように、迫ってくるでしょう。
私達がそこに終末の時代を見るときこそ、真の信仰が必要となるときです。
主の名を呼びましょう。
我らの主イエスキリスト「による以外に救はない。わたしたちを救いうる名は、これを別にしては、天下のだれにも与えられていない(使徒行伝4:12)」のですから。

【マタイ24:42】
24:42 だから、目をさましていなさい。いつの日にあなたがたの主がこられるのか、あなたがたには、わからないからである。

※今日の聖書の引用箇所です。ご参照ください。

【エペソ2:20-22】
2:20 またあなたがたは、使徒たちや預言者たちという土台の上に建てられたものであって、キリスト・イエスご自身が隅のかしら石である。
2:21 このキリストにあって、建物全体が組み合わされ、主にある聖なる宮に成長し、
2:22 そしてあなたがたも、主にあって共に建てられて、霊なる神のすまいとなるのである。

【1ペテロ2:4-9】
2:4 主は、人には捨てられたが、神にとっては選ばれた尊い生ける石である。
2:5 この主のみもとにきて、あなたがたも、それぞれ生ける石となって、霊の家に築き上げられ、聖なる祭司となって、イエス・キリストにより、神によろこばれる霊のいけにえを、ささげなさい。
2:6 聖書にこう書いてある、「見よ、わたしはシオンに、選ばれた尊い石、隅のかしら石を置く。それにより頼む者は、決して、失望に終ることがない」。
2:7 この石は、より頼んでいるあなたがたには尊いものであるが、不信仰な人々には「家造りらの捨てた石で、隅のかしら石となったもの」、
2:8 また「つまずきの石、妨げの岩」である。しかし、彼らがつまずくのは、御言に従わないからであって、彼らは、実は、そうなるように定められていたのである。
2:9 しかし、あなたがたは、選ばれた種族、祭司の国、聖なる国民、神につける民である。それによって、暗やみから驚くべきみ光に招き入れて下さったかたのみわざを、あなたがたが語り伝えるためである。

【ヨハネ2:19-22】
2:19 イエスは彼らに答えて言われた、「この神殿をこわしたら、わたしは三日のうちに、それを起すであろう」。
2:20 そこで、ユダヤ人たちは言った、「この神殿を建てるのには、四十六年もかかっています。それだのに、あなたは三日のうちに、それを建てるのですか」。
2:21 イエスは自分のからだである神殿のことを言われたのである。
2:22 それで、イエスが死人の中からよみがえったとき、弟子たちはイエスがこう言われたことを思い出して、聖書とイエスのこの言葉とを信じた。

【ゼカリヤ3:6-10】
3:6 主の使は、ヨシュアを戒めて言った、
3:7 「万軍の主は、こう仰せられる、あなたがもし、わたしの道に歩み、わたしの務を守るならば、わたしの家をつかさどり、わたしの庭を守ることができる。わたしはまた、ここに立っている者どもの中に行き来することを得させる。
3:8 大祭司ヨシュアよ、あなたも、あなたの前にすわっている同僚たちも聞きなさい。彼らはよいしるしとなるべき人々だからである。見よ、わたしはわたしのしもべなる枝を生じさせよう。
3:9 万軍の主は言われる、見よ、ヨシュアの前にわたしが置いた石の上に、すなわち七つの目をもっているこの一つの石の上に、わたしはみずから文字を彫刻する。そしてわたしはこの地の罪を、一日の内に取り除く。
3:10 万軍の主は言われる、その日には、あなたがたはめいめいその隣り人を招いて、ぶどうの木の下、いちじくの木の下に座すのである」。

【ゼカリヤ4:6-10】
4:6 すると彼はわたしに言った、「ゼルバベルに、主がお告げになる言葉はこれです。万軍の主は仰せられる、これは権勢によらず、能力によらず、わたしの霊によるのである。
4:7 大いなる山よ、おまえは何者か。おまえはゼルバベルの前に平地となる。彼は『恵みあれ、これに恵みあれ』と呼ばわりながら、かしら石を引き出すであろう」。
4:8 主の言葉がわたしに臨んで言うには、
4:9 「ゼルバベルの手はこの宮の礎をすえた。彼の手はこれを完成する。その時あなたがたは万軍の主が、わたしをあなたがたにつかわされたことを知る。
4:10 だれでも小さい事の日をいやしめた者は、ゼルバベルの手に、下げ振りのあるのを見て、喜ぶ。これらの七つのものは、あまねく全地を行き来する主の目である」。

【詩篇24:7-10】
24:7 門よ、こうべをあげよ。とこしえの戸よ、あがれ。栄光の王がはいられる。
24:8 栄光の王とはだれか。強く勇ましい主、戦いに勇ましい主である。
24:9 門よ、こうべをあげよ。とこしえの戸よ、あがれ。栄光の王がはいられる。
24:10 この栄光の王とはだれか。万軍の主、これこそ栄光の王である。[セラ

【1ペテロ5:8,9】
5:8 身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたけるししのように、食いつくすべきものを求めて歩き回っている。
5:9 この悪魔にむかい、信仰にかたく立って、抵抗しなさい。あなたがたのよく知っているとおり、全世界にいるあなたがたの兄弟たちも、同じような苦しみの数々に会っているのである。

【黙示録12:12】
12:12 それゆえに、天とその中に住む者たちよ、大いに喜べ。しかし、地と海よ、おまえたちはわざわいである。悪魔が、自分の時が短いのを知り、激しい怒りをもって、おまえたちのところに下ってきたからである」。

【2テサロニケ4:3,4】
4:3 人々が健全な教に耐えられなくなり、耳ざわりのよい話をしてもらおうとして、自分勝手な好みにまかせて教師たちを寄せ集め、
4:4 そして、真理からは耳をそむけて、作り話の方にそれていく時が来るであろう。

【2ペテロ3:3-13】
3:3 まず次のことを知るべきである。終りの時にあざける者たちが、あざけりながら出てきて、自分の欲情のままに生活し、
3:4 「主の来臨の約束はどうなったのか。先祖たちが眠りについてから、すべてのものは天地創造の初めからそのままであって、変ってはいない」と言うであろう。
3:5 すなわち、彼らはこのことを認めようとはしない。古い昔に天が存在し、地は神の言によって、水がもとになり、また、水によって成ったのであるが、
3:6 その時の世界は、御言により水でおおわれて滅んでしまった。
3:7 しかし、今の天と地とは、同じ御言によって保存され、不信仰な人々がさばかれ、滅ぼさるべき日に火で焼かれる時まで、そのまま保たれているのである。
3:8 愛する者たちよ。この一事を忘れてはならない。主にあっては、一日は千年のようであり、千年は一日のようである。
3:9 ある人々がおそいと思っているように、主は約束の実行をおそくしておられるのではない。ただ、ひとりも滅びることがなく、すべての者が悔改めに至ることを望み、あなたがたに対してながく忍耐しておられるのである。
3:10 しかし、主の日は盗人のように襲って来る。その日には、天は大音響をたてて消え去り、天体は焼けてくずれ、地とその上に造り出されたものも、みな焼きつくされるであろう。
3:11 このように、これらはみなくずれ落ちていくものであるから、神の日の到来を熱心に待ち望んでいるあなたがたは、
3:12 極力、きよく信心深い行いをしていなければならない。その日には、天は燃えくずれ、天体は焼けうせてしまう。
3:13 しかし、わたしたちは、神の約束に従って、義の住む新しい天と新しい地とを待ち望んでいる。

【ローマ8:31-39】
8:31 それでは、これらの事について、なんと言おうか。もし、神がわたしたちの味方であるなら、だれがわたしたちに敵し得ようか。
8:32 ご自身の御子をさえ惜しまないで、わたしたちすべての者のために死に渡されたかたが、どうして、御子のみならず万物をも賜わらないことがあろうか。
8:33 だれが、神の選ばれた者たちを訴えるのか。神は彼らを義とされるのである。
8:34 だれが、わたしたちを罪に定めるのか。キリスト・イエスは、死んで、否、よみがえって、神の右に座し、また、わたしたちのためにとりなして下さるのである。
8:35 だれが、キリストの愛からわたしたちを離れさせるのか。患難か、苦悩か、迫害か、飢えか、裸か、危難か、剣か。
8:36 「わたしたちはあなたのために終日、死に定められており、ほふられる羊のように見られている」と書いてあるとおりである。
8:37 しかし、わたしたちを愛して下さったかたによって、わたしたちは、これらすべての事において勝ち得て余りがある。
8:38 わたしは確信する。死も生も、天使も支配者も、現在のものも将来のものも、力あるものも、
8:39 高いものも深いものも、その他どんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスにおける神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのである。

【ゼカリヤ14章】
14:1 見よ、主の日が来る。その時あなたの奪われた物は、あなたの中で分かたれる。
14:2 わたしは万国の民を集めて、エルサレムを攻め撃たせる。町は取られ、家はかすめられ、女は犯され、町の半ばは捕えられて行く。しかし残りの民は町から断たれることはない。
14:3 その時、主は出てきて、いくさの日にみずから戦われる時のように、それらの国びとと戦われる。
14:4 その日には彼の足が、東の方エルサレムの前にあるオリブ山の上に立つ。そしてオリブ山は、非常に広い一つの谷によって、東から西に二つに裂け、その山の半ばは北に、半ばは南に移り、
14:5 わが山の谷はふさがれる。裂けた山の谷が、そのかたわらに接触するからである。そして、あなたがたはユダの王ウジヤの世に、地震を避けて逃げたように逃げる。こうして、あなたがたの神、主はこられる、もろもろの聖者と共にこられる。
14:6 その日には、寒さも霜もない。
14:7 そこには長い連続した日がある(主はこれを知られる)。これには昼もなく、夜もない。夕暮になっても、光があるからである。
14:8 その日には、生ける水がエルサレムから流れ出て、その半ばは東の海に、その半ばは西の海に流れ、夏も冬もやむことがない。
14:9 主は全地の王となられる。その日には、主ひとり、その名一つのみとなる。
14:10 全地はゲバからエルサレムの南リンモンまで、平地のように変る。しかしエルサレムは高くなって、そのもとの所にとどまり、ベニヤミンの門から、先にあった門の所に及び、隅の門に至り、ハナネルのやぐらから、王の酒ぶねにまで及ぶ。
14:11 その中には人が住み、もはやのろいはなく、エルサレムは安らかに立つ。
14:12 エルサレムを攻撃したもろもろの民を、主は災をもって撃たれる。すなわち彼らはなお足で立っているうちに、その肉は腐れ、目はその穴の中で腐れ、舌はその口の中で腐れる。
14:13 その日には、主は彼らを大いにあわてさせられるので、彼らはおのおのその隣り人を捕え、手をあげてその隣り人を攻める。
14:14 ユダもまた、エルサレムに敵して戦う。その周囲のすべての国びとの財宝、すなわち金銀、衣服などが、はなはだ多く集められる。
14:15 また馬、途n、らくだ、ろば、およびその陣営にあるすべての家畜にも、この災のような災が臨む。
14:16 エルサレムに攻めて来たもろもろの国びとの残った者は、皆年々上って来て、王なる万軍の主を拝み、仮庵の祭を守るようになる。
14:17 地の諸族のうち、王なる万軍の主を拝むために、エルサレムに上らない者の上には、雨が降らない。
14:18 エジプトの人々が、もし上ってこない時には、主が仮庵の祭を守るために、上ってこないすべての国びとを撃たれるその災が、彼らの上に臨む。
14:19 これが、エジプトびとの受ける罰、およびすべて仮庵の祭を守るために上ってこない国びとの受ける罰である。
14:20 その日には、馬の鈴の上に「主に聖なる者」と、しるすのである。また主の宮のなべは、祭壇の前の鉢のように、聖なる物となる。
14:21 エルサレムおよびユダのすべてのなべは、万軍の主に対して聖なる物となり、すべて犠牲をささげる者は来てこれを取り、その中で犠牲の肉を煮ることができる。その日には、万軍の主の宮に、もはや商人はいない。