神の国の福音

2014年02月02日 19:49

聖書箇所: ルカ10:1-16

主イエスが語られた福音は現在の私達が認識しているものと大きく異なっています。
その中心は「神の国が近づいた(マルコ1:15)」「神の国は、実にあなたがたのただ中にある(ルカ17:20,21)」「神の国はすでにあなたがたのところにきた(ルカ11:20)」と語っているように、「神の国」の存在が現実の世界に到来していることを語る「神の国の福音(ルカ4:43、ルカ8:1)」というものでした。
当時のイスラエルでは、神の国はイスラエルの国の復興としてこの地上に現れると考えられていた(使徒1:6)のが通常であったようです。
その意味からするなら主が語られた内容は非常に斬新なものでした。
しかしそれは今の時代にも同様なことが言えるでしょう。
人間の常識で理解できる範囲での福音の理解と、それに伴う、人の知恵、方法論での宣教。
神の国の証印としての聖霊、神であられる方が私達の内に住むということは、人間の理解をはるかに超えたものであるのに、人はいつの間にかそれを人の力の及ぶ常識の範囲の中に閉じこめようと、長い歴史の中で繰り返してきたのです。
しかし、主は共に居られる神、聖霊を通して、そのご臨在の場所に主の統治を置かれ、そこに神の国は力を持って顕現します。そこには現実を超えた神の国の性質が現れ、しるしも奇跡もその到来として物理現象や自然法則を超越して現れる。この神の国の現れに人々はひれ伏し、永遠の命を求め、次々に神の国に突入(ルカ16:16)することを願う。
それはまさしくリバイバルの姿。
聖霊のバプテスマ、聖霊の満たしと言われるものが一人一人の内に来たるリバイバルであるということを、私達はここにおいても知ることができるのです。
今回は主イエスが語られた福音の本質について、聖霊の恵みという観点から、共に分かち合いたいと思います。


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