祈りの力宣教の力

2015年01月23日 12:08

【使徒行伝12:11】
12:11 その時ペテロはわれにかえって言った、「今はじめて、ほんとうのことがわかった。主が御使をつかわして、ヘロデの手から、またユダヤ人たちの待ちもうけていたあらゆる災から、わたしを救い出して下さったのだ」。

時として主は私達の想像をはるかに超えて、主の御心を行う者のために御業を成され、あらゆる困難から私達を救い出して下さいます。
特に福音を告げ知らせる、福音宣教の働きには霊的戦いは付きもの、しかしその度に攻撃に屈していたら主の働きは決して進みません。
だからこそ、主はいかなる状況からでも私達の内に勝利を現し、主の御心(ご計画)のために主に仕える者が、決して敗北することがないように、主はあらゆることを働かせて、困難から助け出し、むしろ主の働きをさらに力強く押し進め、主の勝利が何ものにも揺るがされるものではないことを、圧倒的力を以て現されます。
それは戦いが激しくなればなるほど顕著なものとなり、主に勝利できるものは誰もいないことを、主は現さずにおられないということを、私達は認識する必要があります。
圧倒的勝利を以て、この地を統べ治めるために、私達教会を通して、主が来られている。

【詩編98篇】
98:1 新しき歌を主にむかってうたえ。主はくすしきみわざをなされたからである。その右の手と聖なる腕とは、おのれのために勝利を得られた。
98:2 主はその勝利を知らせ、その義をもろもろの国民の前にあらわされた。
98:3 主はそのいつくしみと、まこととをイスラエルの家にむかって覚えられた。地のもろもろのはては、われらの神の勝利を見た。
98:4 全地よ、主にむかって喜ばしき声をあげよ。声を放って喜び歌え、ほめうたえ。
98:5 琴をもって主をほめうたえ。琴と歌の声をもってほめうたえ。
98:6 ラッパと角笛の音をもって王なる主の前に喜ばしき声をあげよ。
98:7 海とその中に満ちるもの、世界とそのうちに住む者とは鳴りどよめけ。
98:8 大水はその手を打ち、もろもろの山は共に主のみ前に喜び歌え。
98:9 主は地をさばくために来られるからである。主は義をもって世界をさばき、公平をもってもろもろの民をさばかれる。

主こそが全地の統治者、主権者であり、王の王、主の主として、この地に来られたということを、教会は宣べ伝え、それを圧倒的にこの地に現すために存在しているのです。
ですから、目の前に見える妨げに、私達の心が屈し、主が勝利されようと望まれているのに、私達が敗北を受け入れてしまうのでなければ、主は必ず私達の内に圧倒的な勝利を現されるのです。
アーメンでしょうか?

【ローマ8:35-37】
8:35 だれが、キリストの愛からわたしたちを離れさせるのか。患難か、苦悩か、迫害か、飢えか、裸か、危難か、剣か。
8:36 「わたしたちはあなたのために終日、死に定められており、ほふられる羊のように見られている」と書いてあるとおりである。
8:37 しかし、わたしたちを愛して下さったかたによって、わたしたちは、これらすべての事において勝ち得て余りがある。

ここに必要なことは、このことを確信し、あきらめることなく力強く祈り続けることです。
今日の箇所で、ペテロの宣教の働きは、捕らえられることにより、目に見える状況に於いては途絶えてしまうはずでした。

【使徒行伝12:5】
12:5 こうして、ペテロは獄に入れられていた。教会では、彼のために熱心な祈が神にささげられた。

しかし、教会は屈することなく、むしろ熱心に祈り続けたのです。
その結果、ペテロ自身(使徒行伝12:11)にも、また教会自身(使徒行伝12:15)にも信じられないような御業をもって、主は勝利を現されたのです。
そしてペテロの働きはこの後も屈することなく、むしろエルサレムにある教会の基盤を築き、またそのことにより世界中の教会が力強く建て上げられていったのです。
使徒行伝に語られた初代教会の働きはこのような戦いと主の圧倒的な勝利の連続の内に成されていったのです。
まるで主の勝利が飲み込んでいくかのように、福音は世界中に宣べ伝えられ、世界中にこの信仰は広まり、世界中に教会は生まれたのです。
そうです。主の十字架の上で成し遂げられた完全なる(完成された)勝利が世界を飲み込んでいったのです。
あなたはこのようなことが今の時代にあっても、神が望まれるのであれば起こるということを信じますか?
それが宣教です。
人の力では決して進めることはできません。しかし、宣教は神の圧倒的な力によるのであれば、全地を飲み込むほどに力強く成し遂げられるのです。
そのために、教会は今もこの主の絶大な力を信じて、宣教のために祈り続けなければなりません。
この私達の弛まぬ祈りこそ、神の計画を押し進める原動力なのです。

【黙示録8:3-5】
8:3 また、別の御使が出てきて、金の香炉を手に持って祭壇の前に立った。たくさんの香が彼に与えられていたが、これは、すべての聖徒の祈に加えて、御座の前の金の祭壇の上にささげるためのものであった。
8:4 香の煙は、御使の手から、聖徒たちの祈と共に神のみまえに立ちのぼった。
8:5 御使はその香炉をとり、これに祭壇の火を満たして、地に投げつけた。すると、多くの雷鳴と、もろもろの声と、いなずまと、地震とが起った。

【ルカ18:6-8】
18:6 そこで主は言われた、「この不義な裁判官の言っていることを聞いたか。
18:7 まして神は、日夜叫び求める選民のために、正しいさばきをしてくださらずに長い間そのままにしておかれることがあろうか。
18:8 あなたがたに言っておくが、神はすみやかにさばいてくださるであろう。しかし、人の子が来るとき、地上に信仰が見られるであろうか」。

私達の祈りは主の御手を動かし、全地が主の義により正しく裁かれ、全地が振るい動きます。
私達の祈りは全くの無から全てを生み出された主の御手を動かすのです。
そして、その私達の祈りを通して、主はご自身のご計画を成し遂げていかれるのです。
であるとすれば、どうして主の切なる願いを受け取り、私達は祈らずにいられるでしょうか。

【1ペテロ3:8,9】
3:8 愛する者たちよ。この一事を忘れてはならない。主にあっては、一日は千年のようであり、千年は一日のようである。
3:9 ある人々がおそいと思っているように、主は約束の実行をおそくしておられるのではない。ただ、ひとりも滅びることがなく、すべての者が悔改めに至ることを望み、あなたがたに対してながく忍耐しておられるのである。

主のご計画のために祈りましょう。
この地の全ての人の救いのために。
まず私達に預けられている、まさに今滅びようとしているこの国、この地の人々がひとりも滅びることなく救われるように、心砕き祈り続けましょう。
私達の祈りこそ、主の力なのです。

※今日の聖書の引用箇所です。ご参照ください。

【使徒行伝12:1-19】
12:1 そのころ、ヘロデ王は教会のある者たちに圧迫の手をのばし、
12:2 ヨハネの兄弟ヤコブをつるぎで切り殺した。
12:3 そして、それがユダヤ人たちの意にかなったのを見て、さらにペテロをも捕えにかかった。それは除酵祭の時のことであった。
12:4 ヘロデはペテロを捕えて獄に投じ、四人一組の兵卒四組に引き渡して、見張りをさせておいた。過越の祭のあとで、彼を民衆の前に引き出すつもりであったのである。
12:5 こうして、ペテロは獄に入れられていた。教会では、彼のために熱心な祈が神にささげられた。
12:6 ヘロデが彼を引き出そうとしていたその夜、ペテロは二重の鎖につながれ、ふたりの兵卒の間に置かれて眠っていた。番兵たちは戸口で獄を見張っていた。
12:7 すると、突然、主の使がそばに立ち、光が獄内を照した。そして御使はペテロのわき腹をつついて起し、「早く起きあがりなさい」と言った。すると鎖が彼の両手から、はずれ落ちた。
12:8 御使が「帯をしめ、くつをはきなさい」と言ったので、彼はそのとおりにした。それから「上着を着て、ついてきなさい」と言われたので、
12:9 ペテロはついて出て行った。彼には御使のしわざが現実のこととは考えられず、ただ幻を見ているように思われた。
12:10 彼らは第一、第二の衛所を通りすぎて、町に抜ける鉄門のところに来ると、それがひとりでに開いたので、そこを出て一つの通路に進んだとたんに、御使は彼を離れ去った。
12:11 その時ペテロはわれにかえって言った、「今はじめて、ほんとうのことがわかった。主が御使をつかわして、ヘロデの手から、またユダヤ人たちの待ちもうけていたあらゆる災から、わたしを救い出して下さったのだ」。
12:12 ペテロはこうとわかってから、マルコと呼ばれているヨハネの母マリヤの家に行った。その家には大ぜいの人が集まって祈っていた。
12:13 彼が門の戸をたたいたところ、ロダという女中が取次ぎに出てきたが、
12:14 ペテロの声だとわかると、喜びのあまり、門をあけもしないで家に駆け込み、ペテロが門口に立っていると報告した。
12:15 人々は「あなたは気が狂っている」と言ったが、彼女は自分の言うことに間違いはないと、言い張った。そこで彼らは「それでは、ペテロの御使だろう」と言った。
12:16 しかし、ペテロが門をたたきつづけるので、彼らがあけると、そこにペテロがいたのを見て驚いた。
12:17 ペテロは手を振って彼らを静め、主が獄から彼を連れ出して下さった次第を説明し、「このことを、ヤコブやほかの兄弟たちに伝えて下さい」と言い残して、どこかほかの所へ出て行った。
12:18 夜が明けると、兵卒たちの間に、ペテロはいったいどうなったのだろうと、大へんな騒ぎが起った。
12:19 ヘロデはペテロを捜しても見つからないので、番兵たちを取り調べたうえ、彼らを死刑に処するように命じ、そして、ユダヤからカイザリヤにくだって行って、そこに滞在した。