小さな者への福音

2014年12月21日 19:34

聖書箇所: ルカ2:1-20

救い主の降誕のとき、主にお会いすることので来たのは、人の目にそれがふさわしく見えるような、地位の高い者や、知識人、豊かで華やかに着飾った人など、この人だからと思わせるようなものを持った人ではありませんでした。
むしろ、それらを全く持たない者、心渇き、命に飢え、知恵もなく、貧しく、暗黒の中に希望無くおり、罪深い者達でした。
それは救われる前のあの日の私達と変わることはありません。
この小さい者達にしか飼い葉桶の中に眠るキリストに、また大人になった主イエスご自身に、出会えませんでした。
いや会えたとしても彼を救い主として迎え入れることはできませんでした。
それは主のご計画にふさわしいことでした。
主は十字架にすべてをささげられて、富んでおられたのに、私達のために貧しくなられ、彼の貧しさによって私達は富む者に(2コリント8:9)なったからです。
私達はこのことをよく知っています。
私達の苦しみの中、悩みの中、暗闇、貧しさ、悲しみ、痛み、私達が主にあわれみの御手を伸べられ豊かにされたのは私達に何もなかったからであり、だからこそ、私達はかつての私達のように飢え渇き、絶望し、苦しむ者達に、この方こそ私達を救って下さった救い主ですと、私達の中にある生きた福音を、人々に伝えることができるのです。
この救い主が来られた良き知らせを伝え、共に主の降誕を喜ぶのがクリスマスです。
今回は主の降誕を、私達に注がれた主のどこまでも深い愛を思いながら、共に喜ぶために、主の御言葉に耳を傾けていきたいと思います。


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