十字架を担う者

2014年04月13日 19:21

聖書箇所: マルコ11:1-11

今日は教会暦における、シュロの聖日です。来週の日曜に復活祭をのぞむ、受難週の最初の日、イエスキリストがろばの子に乗り、エルサレムに入城された日にあたります。
聖書において、ろばは人間を比喩する動物の一つであると考えられ、同時に役に立たない者としての意味を持つ動物です。
さらに、その子供という意味においては、なおさら何の意味のない、小さな存在であることがわかります。
つまり、主イエスはそのような取るに足らない名もない小さな、私達のような存在をわざわざ選びエルサレムに入城されました。
しかしそこには私達に対する神の溢れる愛があり、またこの私達を通して成し遂げたい神の壮大な計画があるのです。
この栄光の王をお乗せしこの地上に、その統治を、愛を、命を顕現するために共に歩むというこの地での歩み。それは私達のために私達と共に、十字架にかかられた主イエスの愛を知っている者のみ、そしてこの十字架を自らの十字架として担い歩む者のみに与えられる主イエスの十字架の死とよみがえりを主の再び来られる日まで、全地に告げ知らせ続ける、栄光の歩みです。
シュロの聖日にあたり、十字架の主を仰ぎながら、私達の歩むべき信仰生活について、共に分かち合いたいと思います。


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